パチスロ キャプテン ハーロック

パチスロ キャプテン ハーロック

お兄さん達と再会した時、心配されないようになりましょう」「……そうですね

僕、頑張ります」 休憩もそこそこに特訓を再会した

あなたも好きかも:パチンコ サイボーグ 009 甘
「ねえ、確か……この特訓をお願いしたのって……」「シドニエさんらしいですよ

私もアルビオさんの応援に来ないかと誘われました」「我々は木刀の調子を見るのと、戦い方から装備を新調してほしいと……」「私達はシドニエからのお誘い

ね?」「う、うん」 アイシア達やハイドラスが出払う中、少しでも不安を拭うために、シドニエが気を遣わせたようだと気付く

あなたも好きかも:津田沼 パチンコ 優良店
 ギャラリーを呼んだのもそのためだろう

あなたも好きかも:大山 楽園 スロット データ
 身体を真剣に動かしていた方が余計なことを考えずに済むし、事情を詳しく知らない人間がいれば、そのことを考えることは少なくなるだろうからね

 これもシドニエの成長だと受け止め、なんだか嬉しくなっていた

健康とは言えないような巫女の状況を見て、もう少しよく確認してみることにした顔は日本人、髪も黒い、黄色人らしい肌をしているのだが、かなり痩せこけている腕などもそこまで肉付きが良いというわけではないが、それ以上に顔に肉がない骨と皮のような状態に加えて黒ずんだ隈がその恐ろしさを増しているもしかしたら何らかの薬物を使っていてもおかしくない顔色だ、この場に明利を連れてくるべきだっただろうかと悔やみながら今度は体を確認する身長は百五十程度、衣服もこの寒い季節にもかかわらずTシャツと短パンしか身に着けていない明らかに異常だ、少なくとも住民から崇拝を受けているような人間の身なりではないすると鏡花が静希の近くによって合図をするどうやらこの場所にはめぼしいものは無いようだった、とりあえず静希達はこの部屋を後にし、鍵をかけなおしてから次の部屋へと向かう『次の部屋はその隣になります、そこには人はいません』明利のナビを受けながら進むとそこには鍵がかかっていなかったゆっくり中に入るとそこはどうやら食事などを作り、食べるスペースのようだった少なくとも秘密を隠しておくような場所ではないことを確認してから静希達はまた別の部屋へと向かう次に向かったのは反対側の通路、今度は中に人がいるらしい鍵がかかっていたためにゆっくり音をたてないように慎重に中に入ると、そこには大きなベッドに幾つかの本棚、そして金庫があったベッドでは神父の史桐が寝息を立てている、かなり眠りは深いようでいびきまで立てている始末だ互いに頷いて静希は本棚を、鏡花は金庫を調べることにした本棚にあるのは心理学、そして宗教学の専門書ばかり、日記などがあるかとも思ったのだが、その類のものは無いようだった鏡花が何の苦労もなく金庫の中を開くとそこには札束が幾つかと、土地や建物の権利書などがあるだがその中に、本来あってはならない物があったそれは小さな袋に入った白い粉だった鏡花が軽く静希の体をタップしてそれを見せると、ゆっくりと顔を近づけてよくそれを観察するただの小麦粉というには少々入れ方が物騒ではないかと思えてしまう小さなビニールの袋に入っているそれは、金庫の中の小さな箱の中にびっしりと詰められていた鏡花がその粉を能力で調べてみるがそもそもこんな物質に触れたことすらないために、この物質がどのようなものかはわかっても、一体なんであるかを把握することができなかっただがいくらそんなものの知識が無くても明らかにこれが違法の物であるということくらいはわかるただの冗談で小麦粉をこの中に詰めたのだとしたらそれはそれで笑い話になりそうだが、こんなに大量に作っておいてさすがにそんな冗談はありえそうにない静希と鏡花は頷いてその中をフラッシュの光が部屋の方に漏れないように覆い隠しながら撮影する金庫の鍵も元通りに閉め、いびきをかいている史桐に視線を向けると、ずいぶん血色がよさそうだったしかも口からは酒の匂いもする倉庫同然の場所で寝ている巫女とはずいぶん待遇が違うのだなと思いながら静希と鏡花はその部屋を後にする最後に入った部屋はいくつかタンスなどがあり、机と書物が置いてある所謂私室のような場所だったタンスの中には衣服がいくつも、そして本棚には史桐の趣味と思われる本がいくつか、パソコンなども配置されており、ここが史桐の部屋であることは理解できた静希は迷わずパソコンを起動してみるが、どうやらパスワードが設定されているらしく、それ以上探ることはできず、とりあえず電源を落としておくことにするタンスの中にも本棚にも変わったところはなく、静希と鏡花はそのまま部屋を後にするそして問題は最後、通路と通路の間にある謎の空間についてだ壁と主柱があるにしても開きすぎたこの隙間、何かあるとにらんでいる鏡花は裏口のすぐ近くの壁に能力を発動してその周囲の状況を確認すると、親指を立てて見せた何かあったのだろう、彼女が能力を発動して壁に穴をあけるとその奥には確かな空間があった恐らくはどこかの部屋に隠し部屋に通じる扉か通路があったのだろうが、鏡花にとってそんなものは無駄の一言、中に侵入して軽くライトをつけてあたりを照らすと何かの機材がいくつか、そしてその近くには幾つもの鉢植えとそこに根を下ろす植物があった静希と鏡花に植物の知識があればこの時点でこの植物がいったい何なのかわかるかもしれないが、残念ながら二人にそんな知識はないここに明利を連れてくればよかったと本気で後悔しながら周囲を調べると、カレンダーがあり、いくつかの日にちに納期と書かれていたとりあえずそのカレンダーも撮影し、部屋の内部も撮影しておくことにする完全に隠し部屋ということもあって、月の光もなく、外に光が漏れる心配もないある意味好都合だった他にたいした資料もなく、その部屋を後にしほかに調べるものはなさそうなので、壁を元に戻してから足早に教会から脱出する来た時と同じように地下に潜り、明利のナビで二人が待機している場所まで移動した「お疲れ様、どうだった?」待機していた二人の元へとたどり着くと、明利が小声で話しかけながら静希達の無事を喜んでいた陽太はしきりに周囲を警戒し続け、とにかく自分にできることをしているようだった「いろいろとやばそうなものが見つかったな・・・とりあえず戻ろう、陽太、しんがり頼むぞ」「任せとけ」静希達は再び町から出るため道路から少し外れた木々の生えた場所を移動し始める来た時と同様に途中でパトカーが走ってくるのが見えたのでやり過ごしながら走り、警察署まで戻ってくることができたフィアの力を借りてまた会議室に戻ると、とりあえず不法侵入が成功したことを確認した可能な限り痕跡は残さず行動したが、とりあえずすぐにばれるということはないだろうまずは手に入れた情報をまとめることが大切だ「いやぁ、疲れた・・・独特の緊張感だったな」「まったくね、潜入とかは神経すり減らすからやりたくないんだけどなぁ」実際に忍び込んだ二人はかなり疲弊しているようで仮面を取り外した時の表情はお世辞にも機嫌が良いとは言えなかった現場で見てきたものが少し衝撃的だっただけにその疲労と不快度は高い「で?結局何が見つかったんだよ」「ねぇ陽太君、話は明日にしない?今日はもう遅いし、二人ともつかれてるみたいだし・・・」明利の言葉通り、不法侵入組の疲労の色はかなり濃い仮眠をとったとはいえ深夜ということで眠気も襲ってきており、そろそろ全員活動限界が訪れようとしていたさすがにこれ以上の活動は明日に響くもしかしたら明日には警察と連携しなくてはならなくなるのだから、今日は休んでおいた方がいいかもしれない時間を見るとすでに三時を回っている、動き続けていたためにあまり時間を意識しなかったが、こんなに時間が経っているとは思わなかった「さすがに今日は休みましょ、もう眠いわ・・・」「そうだな・・・着替えて・・・シャワーは明日でいいか・・・」机を並べ直して軽く寝床を再構築しながら男子と女子で境界線を作っていく着替えた後ですぐに布団の中に入ると全員すぐに睡魔に襲われ気絶するように眠りについたさすがに長いこと活動していただけに疲労が蓄積していたようで、彼らが目を覚ましたのは朝の十時近くだった寝心地は悪くなかった、決して悪くはなかったが夜更かしをした時の独特の倦怠感が抜けなかった「ずいぶんと遅い目覚めだな、夜更かしでもしていたか?」「あー・・・そうですね・・・ちょっとばかし・・・」「なんでもいいが、しっかり活動できるようにしてこい、あまりいい顔じゃないぞ」すでに朝食を終えて資料を作成し始めている城島に軽くたしなめられながら静希達は目を覚ますためにすぐにシャワーを浴びに向かい、とりあえず近くのコンビニで朝食を購入した後で夜に手に入れた情報を確認することにした「とりあえず、撮った写真を見せていくか、特に明利にいろいろ見てほしいものがある、まずは隠し部屋にあった植物からだ」静希が写したのは隠し部屋にあった鉢植えに根を下ろしていた植物だあんな場所で育てているというだけでかなり怪しいが、一応は植物に精通した明利に意見を聞くのが第一である明利がデジカメの画面をのぞき込むと、一瞬でその顔色が変わる植物を凝視して、そのあとで周囲の状況を確認しているのだろう、写真の隅々に至るまでを注意深く観察していた「なんだこの植物・・・なんか妙に細いな」「・・・この植物を栽培しているだけならまだ問題じゃないけど・・・そうじゃないんだね?」明利は静希達の表情からこれだけでは話が終わらないということを察知したのか、それとも写真の背後に写っている機材を見て大まかな状況を判断したのか、目を伏せてため息をつく植物、薬学、医学に精通している明利はそれが何なのか、そしてそれがどういう意味を持っているのかを理解してしまった「なんだ?これやばいもんなのか?」「やばい・・・っていうか・・・そうだな、やばいもんだ、専門家とかが持ってるならまだセーフなんだけど・・・」「少なくとも神父が持つようなものじゃないわね・・・これだけで十分しょっぴけるんじゃないのってレベルよ」静希も鏡花も何とはなしにこれが何なのかを把握している明利のこの反応でほぼ確証は得られた、はっきり言って当たってほしくない予想ではあったが、こうなればもはや是非もない「陽太君、これは覚醒剤の一種の原材料にもなる植物なの・・・薬用にもなるから作ってる人はいるけど、ちゃんと許可を貰ったりしてる・・・でも、隠してるってことは・・・」覚醒剤と聞いて陽太の表情が引き締まる、薬物と言っても様々ある中で危険度も高く、陽太でさえも知っている一般的な違法ドラッグでもあるそれがあの教会で作られているこれはもう疑いようもなくあの神父は黒であることがわかる土曜日なので二回分投稿今回のことに関して少し調べ物をしました、おかげで検索履歴が物騒なことに・・・これからもお楽しみいただければ幸いです

「ちなみにそれだけじゃないのよ、こっちの写真見て」鏡花がデジカメを操作して金庫の中にあった札束と、箱の中に大量に詰まったビニール袋に入れられた白い粉を二人に見せるその瞬間、陽太はうわぁと声を上げ、明利は絶句してしまっていたこの反応も無理はない、静希と鏡花だってこれを見た時こんな反応しかできなかったのだから「これもうこのまま通報でいいんじゃねえの・・・?これ完璧アウトだろ」「まぁ待ちなさいよ、他にも見てほしいのがあるんだって」陽太の言い分ももっともだ、これだけのものが出ていたら即座に突入して神父と巫女を捕縛することだってできるだろうだが問題はもう一つある鏡花は再びデジカメを操作して納期という言葉の記されたカレンダーの写真を見せる「・・・こんなんがあるってことは、どっかの誰かに売ってたってことか?」「でしょうね、上手くいけばこういう事やってるところ一網打尽にできるかもよ?」「まぁ、証拠かどうかはわからないけど判断材料にはなるな・・・」カレンダーに記された日にちを確認していると、静希は自分が見たあの巫女を思い出すあの顔色、そして痩せ細った体今回のことに関わるうえであの巫女の存在が気にかかった神父である史桐が主犯であることはまず間違いないだろう、だがあの巫女はどうなのだろうか痩せこけた顔とあの隈のせいで正確な年齢がわからなかったのだ、もし共犯なのだとしてもあの扱いは少しおかしい気がする「なぁ明利、この覚醒剤の副作用ってどんなのだかわかるか?」「どんなのって・・・いろいろあるよ、それこそプラス面もマイナス面も」圧倒的にマイナス面の方が多いが、それでも多少なりとも良い面があるというのに驚くが、恐らくは快楽や神経の鋭敏化のことを指すのだろうと静希は少し悩んでから口を開く「隈ができるとか、痩せるとかそういうのはあるか?」あの巫女の顔、明らかに異常な隈に痩せた体痩せているのはただまともな食事をしていないからだとしてもあの隈は一体どうやってできたのか静希が知りたいのはそこだった「うん・・・えっと、これを見てくれればわかると思うけど・・・」明利は携帯を操って静希にある画像を見せたネットなどにある覚せい剤を使用した状態の人間の顔の写真だったその顔は静希が昨日見た巫女と同じように目の下に大きく黒い隈ができ、頬は痩せこけ、明らかに異常な顔をしているのがわかるあの巫女も、覚醒剤を打ち続けているのだろうか、何故そんなことを思考を続けている中、さすがに不安になったのか明利が静希の服の裾を掴む不安にさせてしまったかと反省しながら明利の頭をなで、僅かにため息をついた「明利、あの時見た巫女、覚えてるか?」「・・・うん、フードかぶってた人だよね?」「あぁ、あいつが覚醒剤を使いまくってるかもしれない、こんな顔してたよ・・・」その言葉に明利は再び悲痛な顔をする医学と薬学の知識を収めている明利にとって、覚醒剤を乱用するということが一体どういうことなのかはっきりと理解できるのだ、だからこそ、その恐ろしさと辛さがわかってしまう「今提示できる証拠はこの写真と・・・あと巫女の体調くらいか・・・薬物反応が出たら一発だな」「これだけでも十分でしょ、まずは佐藤さんにこれを見せましょ・・・一応能力で撮影したとか嘘ついて」能力者の中には遠距離でも撮影などができる能力者はいる、自分たちがその能力を使って不法侵入をしないでこの写真を撮影したという体で話すのがベストだろうと判断した警察にわざわざ自分たちの犯罪歴を声高に主張するようなバカな真似はする必要はない佐藤と担当職員を呼んでから先程の写真を見せると、それを見た全員の顔色が変わったその変化は静希達への畏怖の念も多少は含んでいただろう、まさか一晩で証拠ともとれるものを撮影したのだから実際どのように撮影したかは問題ではない、このようなものがあるという事実こそ重要なのだ金庫の中の薬物と思わしき白い粉を撮影したとき、土地や建物の権利書も一緒に写っていたためにこれが教会内部の写真であることはその場にいた警官はすぐに理解できるようだった話しが早くてありがたいのだが、どうやらこれだけでは済まないらしかったこれだけの材料があれば、最悪家宅調査くらいはできるだろうが、問題はこの宗教団体の背後にいると思われる存在であるただ薬物を取り扱っているというだけで片田舎のただの警察には多少荷が勝ちすぎている内容だだからと言って無視することなどできようはずもない静希達の目的は教会の犯罪の証拠を入手し、信者たちが犯罪行為に走らないようにすることだある意味すでに目的は達成していると言ってもいいかもしれない、もうあの宗教団体の核ともなる人物を捕縛できるだけの材料がそろっているのだから警察の対策会議の中に急遽呼ばれた静希達は少しばかり戸惑っていた静希達が提示した証拠はその場にいた警官たちにかなりの衝撃を与えたようだったが、同時に大きな動揺を与えてもいるようだった意見としては二つに分かれている背後組織をしっかりと捜査してから検挙するべきだというものと、今すぐに突入するべきだという二つの意見どちらも間違っているとは思えない、警察からすればこれだけのものを与えられたのだ、潜入捜査なり、本庁に報告するなりして大々的に捜査をするべきだというのも理解できるだが静希達の都合から考えればさっさと住民の犯罪を止めるべきだ「ねぇ、私たちここにいる必要ある?」警察の人間が話し合っている中、鏡花は呆れを含めた声で静希に話しかけてくる証拠の提出をした後は静希達はもう見向きもされない状況だった状況を軽く説明して、不法侵入ではなく遠視ということにして話をしてあるのだが、その後はどうするべきだこうするべきだなどと話が右往左往していて進む気配がない確実に逮捕できるだろう神父と巫女を拿捕するのを優先するか、それともその後ろにいるであろう存在も含めて逮捕するために神父達を少しの間泳がせておくのか「あの・・・静希君・・・」「ん?どうした?」話が進まない中で浮かない顔をしたままの明利が小さく声を出す先程からずっと考え事をしていたようで、じっとしていたのにこんなところで声を出すのは珍しい「・・・あの巫女の人が気になって・・・もし薬物乱用してるなら、すぐにでも病院に運んだ方がいい気がして・・・」「・・・確かに重度の薬物中毒になってるならそのほうがいいだろうけど・・・病院への搬送イコール神父逮捕だからな・・・俺らが決められるような内容じゃない」今回の捜査権はあくまで警察にある、静希達はそのサポートであり始まりの手伝いをしただけのこと、最終的な判断を下せるような権限はない特に、今回のこれはもしかしたら大捕物になるかもしれないのだ、警察が二の足を踏んでいるのも理解できるし、それを勝手に自分たちが動くことで台無しにすることはないとはいっても、明利の言い分も理解できるあの巫女の正確な年齢は静希も分からないさすがに暗さ、顔色の悪さ、黒い隈、痩せこけた顔のせいで正確な年齢までは把握できなかったのだ明利が同調すれば薬物を服用し始めてからどれくらいの状態なのか、健康状態などもすぐにわかるだろうだがそれは同時にもう一度あの教会に足を運ぶということださすがに連日知らない顔が現れれば向こうも怪しむだろうとはいえ放置できない問題なのも確かであるあの巫女が薬物を使用しているかもしれないというのは勿論警察側にも伝えてある万が一の際はそれを口切に話を先に進めるようなのだが、相変わらず話が平行線から変わらないどちらも譲らないせいで無駄な時間だけが過ぎているような気がする「あの、俺ら今は必要なさそうなので退室させてもらいますね、会議室の方で待機しています」さすがにこれ以上は不毛だと判断し、静希は班を率いてその場から離れることにする静希達が出て行くのを確認してまた警察の人間は話し合いを始めたようだが、これから事態が先に進むにはさらに何か必要かもしれない地方の警察が捌くには少しだけ面倒な事案だ、本庁に応援を頼もうという意見も出ていたが、このままいくと夜まで続きそうだから困る「なんつーかさ、何であんな面倒な話してんだ?さっさと行ってささっと捕まえちゃえばいいのにさ」「目の前の小魚をすぐに捕まえるか、その小魚を利用してもっと大きな魚を釣るかでもめてるのよ、どっちも美味しそうだから迷ってるってところでしょ」「おぉ、そういう事か」鏡花の説明能力がどんどん陽太用に改良されているようで少し面白いだが実際そういう事だ事件の即時解決と住民への対応を考えればすぐにでも神父を捕えるべきだだが神父の後ろにいる存在も考慮に入れると話は変わる、もし薬物などに関わる組織がいた場合、もしそのつながりを押さえられれば相当な手柄になるもちろん事件解決と住民への対応はそれだけ遅れることになるが、それを見越しても得られるものは大きい「てなわけなんですけど、どう思います?」自分たちに宛がわれた第三会議室に戻り、仕事中だった城島に事のあらましを話すと腕を組んで悩み始めてしまった「ふむ・・・実際お前たちが関わるべきことではない、決めるのは向こうで、おまえたちはあくまで手伝いに来ているだけだ、とはいえ話が先に進まない限りできることも限られてしまうな・・・」城島としてもこういった板ばさみは経験したことがあるのだろう、すぐに行動できるのにも関わらず上が判断を渋って行動できないというもどかしい状況静希達からすればもう何もしなくてもいいというのならそれはそれで楽でいいのだが、さすがにこの状況を放置しておくのは精神衛生上よくないなにせ薬物に手を出している人間がいて、重度の中毒になっているかもしれない人間までいるのだ、せめてその事だけでも解決したいものである日曜日なので二回分投稿これからもお楽しみいただければ幸いです

「お前達としてはどうなんだ?この後どう行動するつもりなんだ?」城島の言葉に静希達は互いに顔を見合わせるどう行動するつもりかと言われても証拠の確保はすでにした、後は捕まえるだけという気もする住民の犯罪行為を止めることもできるだろうが、根本の解決ができなければやっても意味はない静希達が悩んでいる中、明利がおずおずと手を上げる自分の意見を城島に対していう事がほとんどなかった明利なのに、本当に今日は一体どうしたのだろうかと心配になるほどだ「幹原か・・・言ってみろ」「あ・・・あの、その・・・あの巫女の人だけでも、すぐに病院に入れるべき・・・です」それは先程明利が言っていたことでもある、静希の話を聞いて明らかにその症状が薬物の副作用であることが分かったのだろう聞いてわかるレベルにまで副作用の兆候が出ているとなるとかなり重度の中毒症状であると判断したのだ「ふむ・・・だがその場合神父も一緒に逮捕ということになるな」「だ、だったら逮捕した後で事情聴取で繋がりを掴めば・・・」「難しいな、神父とかかわっているのがあくまで尻尾か、あるいはただの『つなぎ』の第三者である可能性だってある、そこから確実にすべてを逮捕するには直接神父と関わっている者の行く先を確認しなくては」静希達はあくまで物事の一端を見たに過ぎない、その先に何があるのかは当の本人たちでも把握できていないかもしれないのだもし神父が薬を渡すのがただの仲介人だった場合、その先を掴むのはかなり難しくなるだろう「で、でも・・・もし中毒症状が出てるなら体はボロボロのはずです・・・少しでも早く治療しないと・・・」明利がここまで食い下がるのは珍しい、さすがに重症者がいるのがわかっていながら放置しておくというのは、彼女の性格的に考えても無理なのだろう無論静希達も同じ思いだ、可能ならあの巫女だけでも保護しておきたい静希と鏡花が大まかではあるものの状況を伝えているおかげで、主犯が神父、そして被害者、あるいは強制的に協力させられているのがあの巫女という認識だったあんなまともな服もない、そしてまともな食事もとっていないだろう体を見てしまったら、そう思えるのも無理もないのだ「幹原の言い分は理解できる、だがそう簡単な話じゃない、特に薬物なんてものが関わっていればなおさらな」薬物というのは良くも悪くも簡単に作れてしまう法で規制したところで、求める者はいくらでもいるし、供給する者もまた然り末端を一つ一つつぶしたところで切りがないのだ末端からたどって本体を潰さないとまた増えて際限なく被害が増える警察もそれはわかっている、それと同時に町からそういったものを追い出したいという思いもある、だからこそ意見が分かれてしまっているのだ「・・・一度確認しに行くのもありかもな・・・」「確認・・・?」静希の言葉に全員が首をかしげる何を確認しに行くのかというものなのだが、城島はその内容を理解しているようだった「だがその確認をして何の意味がある?ただ体が蝕まれているということが明確にわかるだけ、むしろ辛くなるかもしれないぞ?」城島の言葉で、ようやくその場にいた全員が理解する、巫女が薬物中毒になっているかどうかを確認するという話であるということを「まぁ、そうなんですけど、確証が得られるじゃないですか、俺らが撮影したのはあくまで原材料の植物とそれっぽい白い粉だけ、完全に薬物を使用しているっていう確証が得られれば向こうも少しはやる気出すかな・・・と思って」静希のいう通り、撮影した物体だけではそれがいったい何なのかまではわからないもしこれで薬物を身内に使っているということの確証が得られれば、万が一の考えとして近隣住民にもそれを使い出すかもわからないあの町であのアラト教を信仰している人間はかなりいると聞く、そんな状態で薬物を無差別にばらまけば未曽有の事態となるだろう万が一とはいえ町一つと、規模も分からない薬物の売買先、それを天秤にかけた時に即決で町を犠牲にできるような人間はいない「・・・なるほど、だが少なくともそれを調べるためには幹原が接触しなくてはならないことになるが・・・」「また変装するんですけど・・・今度は鏡花と明利に行ってもらいましょう、明利はあの時神父相手には声を出してませんでしたから接触しても気づかれることはないと思いますけど・・・」服装と顔を変えてしまえばあとは何とでもなる、参拝者をいちいち確認して警戒しているような人間ならば注意が必要かもしれないが、能力を見ず知らずの人間に公開するなどと言う行動を行っている人間がそこまで警戒しているとは思えない特にあの時、巫女は傷を癒す際に直接男性の肌に触れていた接触の機会があるならば明利がマーキングをするだけの時間は十分ある「何もやることが無いよりはずっといいわね、私はやってもいいわよ」「わ、私もやる、できることはしたいし・・・」鏡花も明利も乗り気のようだ、何もやることが無くダラダラしているよりはずっと有意義だこれで解決が早くなるならなおさらである「・・・わかったわかった、やりたいならやれ、だが警察の行動をぶち壊すようなことはするなよ?向こうにも一応報告しておくことだ」城島の言葉に静希達はやる気を込めながら準備を始めた

「・・・やるとは言ったけどさ・・・これは何なのよ・・・」城島の許可も下りたところで静希達はすぐに対策を講じていた会議室に戻り、巫女の体調に関して調査しに行くということを報告すると、絶対に勘付かれないようにすることを条件に許可が下りた実際に証拠も掴んできたことである程度信用が得られたのか、静希達の行動を封殺するということはなさそうだったそして許可が下りてからすぐに静希は二人の変装に取り掛かった明利は昨日よりも幼い顔立ちに、そして鏡花は少し老けた顔立ちにした「なんなのって、お母さんと子どもをイメージしたんだが?」「・・・結婚どころか彼氏すらいないのに一児の母かぁ・・・」「よ、よろしくね?お、お母さん・・・?」明利がそんなことを言うものだからさらに複雑な表情をしながら鏡花は項垂れてしまうなんという幸薄いというか苦労していそうな顔色になってしまっている、この表情にしたのは正解だったなと静希は自分の仕事に満足そうにしていた「今回は俺らはいいのか?」「あぁ、俺らはバス停近くで待機だ、鏡花、一応携帯を通話状態にしておけよ、もし問題が起こったら悲鳴でもなんでも上げろ、助けに行くから」「そんなことが起きないことを望むわよ、能力は使用禁止なんでしょ?」明利以外はなと付け足して静希は軽く笑う前回自分と明利が接触してしまったせいで今回自分が行動できないのはもどかしいがこれもまた致し方ない相手に接触できるチャンスは少ない、有効に使うためには相手に違和感を与えてはいけないのだ「少なくとも怪我はしないといけないわよね?どこにするの?」「んと、もし触るなら手とかの方がいいな、そのほうがマーキングはしやすいし」ここは明利の感覚次第なのだが、彼女は手のひらからよくマーキングなどを行うために、手を触れさせるほうが良いようだ人によるが、能力にも発動しやすい個所だったり、発動のための所作のようなものが存在する特に意味のないジンクスのようなものから、自己暗示に近いものまで様々であるが、それはこの班の人間にも言えることだ例えば明利などは能力を発動する際によく手を祈るような形にすることが多い、鏡花は変換対象に手をつけたり、足を地面に叩き付けたりする静希も指を鳴らしたりして発動と体の行動を一致させていることがある特定の行動と自分の能力を使う感覚を結びつけることで発動をより容易にしているのだ明利の場合、マーキングを施す際には手のひらで直に触れたほうが効率が良いのだろう「手のひらかぁ、ちょっと痛いだろうけど、平気?」「う、うん、我慢するよ」手のひらは神経が密集しているために非常に触覚が優れている反面、痛覚が鋭くなっている、傷をつけて触れさせることで相手にマーキングすることが目的とはいえわざわざ傷を作らなければいけないのだから難儀なものだ「子供の演技だったら泣きまねとかしなきゃな、子供っぽい泣き方ってどんなんだったっけ?」「そもそも泣いたら化粧が落ちるだろうが、泣きそうな顔しておけばいいんだよ・・・問題はどんな傷をつけるかだ」傷を作るのは明利も同意の上だし仕方のないことでもあるのだが、静希のいう通り問題はどの程度の傷をつけるかだナイフなどでつければ明らかに人為的なものであるとわかってしまうとはいえあまりに小さい傷だとこのくらい放っておいても平気だとか言われかねないうまい具合に転んで手をすりむけばよいのだが、雑菌などが入って体調を崩されても面倒なことになる「それについては私に任せて、自然な傷を演出してあげるから」「ほう?何か考えがあるようだな」静希の言葉に鏡花はふふんと胸を張りながら誇らしげにしている思えば鏡花が変換して作るものは攻撃的なものが多い、彼女の性格ゆえか、それともただ単に能力を割り切って使っているのかどちらにしろ任せろと言うのであればそうするのも吝かではない「それじゃあそろそろ移動するか・・・ってバス出たばっかだな・・・仕方ない、飯でも食って時間潰すか」「田舎だからな、しょうがねえって」「こういう雰囲気も悪くないと思うけどなぁ」「私はもう少し活気があるほうがいいわ、お店少なすぎるもの」行動時間とその方法が限られているために非常に面倒ではあるが地方によっては仕方のないことでもある都合よく昼を少し過ぎたあたりの時間のためついでに昼食をとることにすると言っても近くに昼食をとる場所など限られている、蕎麦屋かファミレスかコンビニ程度のものだ静希達はとりあえずファミレスに入って時間を潰すことにした

昼食を終えてバスに乗り、とりあえず目的地である押野町までやってきた静希達は以前のように二手に分かれる今度は男女で別れ、変装状態の明利と鏡花は教会へ、静希と陽太は二人に何かあった際はすぐに向かえるようにバス停近くで待機することになった「それじゃ気を付けてな、あんまり露骨にやりすぎるなよ?お母さん」「うっさいわね、わかってるわよ、さぁ行くわよエイリ!」「う、うん、いってきまーす」また新しい偽名を作ったところで二人はゆっくりと移動し始める心配そうにその背中を見つめる静希と陽太だが、あの二人で平気だっただろうかと今さらながら少し不安になっているのだった「あ、あの、お母さん、結局どうやって傷つくるの・・・?」実際に痛い思いをするのは明利であるために少し怖いのか、明利は不安そうな顔をしている任せろと自信満々に言っていたがどのような方法をとるかは聞いていないのだ「そうね・・・教会にも近づいてきたし、そろそろかな」鏡花はそういって自分の服の一部に能力を使うすると服の一部が硬質化し、おろし金のように鋭くなっていく「さぁここに手を素早く当てるのよ!そうすれば手をすりむいたっていう感じに傷ができるわ!」「・・・い・・・痛そうだよ・・・!?痛そうだよこれ・・・!」雑菌だらけの地面よりはいくらかましかもしれないが、それにしたっておろし金状のものに手を擦り付けようなどと誰が思うだろうかだがそれでも自分がやろうと言い出したことだ、今さらできませんなどと言うことができないのは明利自身わかっていた意を決して思い切り早く鏡花の服に手を擦り付けると、鏡花の言う通りまるで擦り剥けたかのように血をにじませる傷が出来上がった想像以上にいたかったらしく明利はこれだけで涙目になってしまっているこれはこれで演技をする手間が省けたなと思いながら鏡花は明利の手を引いて教会の中へと入っていったすると中ではミサか何かを行っていたのだろうか、深くフードをかぶった巫女と、そのそばにいる神父が祈りをささげている最中だった周りに信者は数人いて巫女や神父と同じように祈りをささげている、深く首を垂れて手を組んだ本格的な祈りの様相だった「・・・おや?見慣れない方ですね」「あ・・・お忙しいところ申し訳ありません、水道を貸していただきたいのですが・・・娘が転んで怪我をしてしまって」神父が話しかけてくるのを確認して鏡花は申し訳なさそうな顔をする明利が泣きそうな顔をしているのが幸いしたのか、神父はその掌を見ると慈愛に満ちた顔をして見せた「これは痛いでしょう・・・お任せください、我らが神は如何なるものにも救いをお与えくださいます、どうぞこちらへ」神父が二人を連れてきたのは祈りをささげ続けている巫女の前だった「あ、あの?」「あぁすいません、あなたたちはとても運がいい、丁度今神の御力を示す時間だったのですよ」本来の目的であるとはいえこんなに簡単に能力を見せるようなことをしていいのだろうかと鏡花はわずかにこの二人を注視した先程の会話で水辺に素直に連れて行かれた場合は明利に子供の演技をしてもらい少し強引にでも巫女に触れさせようかと考えていたのだが、こうも簡単に行くと相手が何か企んでいるのではないかと思えてしまう「ではお嬢さん、手を差し出してください」明利が手を差し出すと巫女がゆっくりとその手に触れる瞬間、明利は巫女に対してマーキングを行った彼女の手を通して彼女の体調や身体の情報などを一気に読み込んでいく全てを理解したとき、明利は今にも泣きそうな顔になってしまった眼前にいる巫女の体の状態を理解してしまったのだ「・・・エイリ・・・大丈夫?」鏡花が後ろから支える中で、明利は頷いて答えるが、少なくともその様子は大丈夫とはいえそうにもなかった巫女が大きく手を振りかざした瞬間、明利の手のひらにあった傷は跡形もなく消えていた「神の御力、確かにここに顕現しました・・・ここにこそ神がおられるのです!」神父の言葉に近くにいた信者は歓喜の声を上げながらも祈りを続けている狂信的だと聞いていたが、まさかここまでとは思わなかった鏡花は、僅かに眉をひそめてしまう「お嬢さん、今のが神の御力です、あなたに神のご加護があらんことを」「あ、ありがとうございま・・・す」明利は鏡花の後ろに隠れながら僅かに震えている、そしてその服の裾を掴みながら僅かに唇をかみしめていた「ごめんなさい、人見知りな子で・・・」「いいえ、唐突なことですから仕方ないのも分かります、ところでお二人は」史桐が話を続けようとする瞬間に明利のポケットに入っていた携帯が鳴りだす一度明利がとってその後で鏡花に渡すと通話先は陽太だった恐らく会話を聞いていた二人が早めに切り上げられるように気を回したのだろう「申し訳ありません、主人が呼んでおりますのでこれで、ありがとうございました」「そうですか、それは残念です、いつでもおいでください」返答を待つ暇もなく頭を下げる鏡花に史桐は少し残念そうにしながら微笑む教会から出る瞬間、明利はわずかに巫女の方に視線を向け、つらそうな顔をしていた教会から出てすぐにバス停近くにいた静希達と合流すると、静希達はまず明利の顔色に驚いていた化粧と変装をしているのにもかかわらずその顔は蒼白というわけではないが、恐ろしいほどに血の気が無くなっているのだ「・・・一応聞いておくけど・・・どうだった?」この顔を見ればもう答えは聞かずともわかるが、確認しなくてはならない顔色の悪い明利は眉を顰め、歯噛みしながら鏡花の服の裾を握りしめていた「・・・もうかなりの中毒症状が出てる・・・腕には注射痕がいくつもあったよ・・・栄養失調も・・・凄くて・・・ぼろぼろで・・・」その言葉を聞くと静希はわかったと言って明利を抱きしめる体の隅々まで調べ、その体の状態のひどさを細部に至るまで理解してしまったのだろう、今すぐにでも病院に搬送したい、そんな気持ちを抑えて戻ってきた明利の心境を察したのか、静希はそれ以上明利に巫女について聞くことはなかった「とりあえず城島先生に報告だな、かなりやばい状態らしいことを伝えて・・・その旨を警察の人に上手いこと伝達してくれるように頼んでおこう・・・」「そうね、私たちが伝えるよりずっとうまく話を持っていってくれるでしょうし」静希達がこのことを警察の人に伝えても、きっとそうなのかの一言で済ませられてしまうかもしれないだが城島であれば上手く妥協点を見つけたうえで説得と言いくるめができるだろう鏡花は城島に向けて電話し始め、状況を報告し始めた次のバスが来るまであと数十分ある、この場所で待機していてもいいが、さすがにまとまっているところを見られるのはまずい今のうちにフィアを出しておいて雑木林の中を移動できるように準備を始めておくことにする「オッケーよ、先生が伝えてくれるって、私たちは一度戻りましょう」「オーライだ、俺今回やること全然ないのな・・・」「そういうな、今日はあれだけど、明日あたりやることができるだろうよ」明利を抱き上げながら能力を発動したフィアの上に乗り、陽太たちが乗ったのを確認すると木々の間をすり抜けるように移動を開始する警察署に戻ってこれたのは十数分後、中は相変わらず慌ただしい雰囲気を保っており、静希達が宛がわれた第三会議室に戻る前に廊下で城島と鉢合わせする「あ、先生、向こうはどうでしたか?」「ん・・・まぁ先程よりは危機感が出た顔をしていたな、本庁と掛け合ってすぐにでも逮捕するという意見が多く出始めた・・・明日までにはどうするかまとまるだろうさ」「明日ってことは・・・ギリギリ俺たちもやることある感じっすか?」「そうなるだろうな」今までほとんどやることのなかった陽太がよっしゃと嬉しそうに手を叩いているが、本来こういったことには関わらないほうがいいのだ特に薬物などと言うどこにでもあるような悪の芽に関しては、潰しても潰してもどこかしらからまた生えてくる潰すだけ無駄とまで言うつもりはないが、関わっていい結果をもたらすようなものでもない「せ、先生・・・あの、巫女の人の体調についてなんですけど・・・」「あぁ、清水から聞いているが、そこまでひどいのか?」明利の声音と表情を見て聞いていた以上にひどい状態であることを察知したのか、城島は大きくため息をつく「飯の種になっている輩をそこまで雑な扱いをするとは思えんがな・・・簡単にでいい、報告しろ」明利は頷いて簡単に巫女の身体状況を教え始めた重度の薬物中毒により睡眠の不定期化、そして依存症状、感覚の鋭敏化とその逆、感覚の一部欠損、そして栄養失調の症状も出ており、骨や内臓器にも異常が出ているそしてところどころにではあるが大きな打撲痕があったことを告げる明利の話を聞き終えると、城島は大きく息をついて眉間にしわを寄せる「明らかに身内に対する扱いではないな・・・どんな関係なんだか・・・歳などがわかれば調べようもあるんだが・・・」「ご、ごめんなさい・・・歳までは・・・」肉体の年齢というのは人によって微妙に誤差が出てしまう、それこそ早産で生まれた子と予定通りの出産をされた子ではそれだけの差が出るように、明利の能力ではその人間の年齢まで調べることはできないのだしかも今回の場合相手は重度の薬物中毒に加え、栄養失調に外傷まで受けている、そんな状態を見て年齢までを詳しく見ていられる余裕は明利にはなかった「もしあの巫女が被害者だった場合、どうするんですか?」「・・・話を聞く限り、住民たちの怪我を癒すなど、地域に対する貢献度も高い、そこまでひどい扱いはされないだろうが、きちんと治療は受けさせることになる・・・中毒症状は厄介になるがな・・・」薬物などに侵され、禁断症状が出てしまう患者の治療は長期にわたる、それこそ何年何十年と苦しみが付きまとうのだ薬物がただ苦しむだけの薬であるならその対策も簡単だっただろう、だが不幸にも薬物には強い快楽を生み出す作用もあるその作用に打ち勝てるだけの強い意志と環境が無ければ、また同じ過ちを繰り返してしまう彼女が本当に被害者だった場合、一刻も早く助けて適切な処置をしなければ危険なのだ誤字報告が五件たまったので二回分投稿気を付けていても出てくる誤字、仕方ないとは思いますが最近チェックを厳重にしています・・・それでもやっぱり出てくるんですがそれは・・・これからもお楽しみいただければ幸いです